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石田衣良 『アキハバラ@DEEP』 [感想>一般文芸]

積読にしてあった本を崩した。うーん。分厚い。
これって映画にもなったんだっけ?



出版された当初は凄い画期的な話に思えたかもしれないけど、前半は会社起こしての苦労話、後半は少しファンタジーが入っているような。しかし、長い。文庫1冊500ページ超え。でも半分ぐらいまで読み進まないと話の核心に触れてこない感じがした。実際AIなんてのが出現したら自分だったらウザったく感じそうだなーと思いました。

「3人揃って1人前」ってのは初めて見たかもしれないなと思いました。でも実際のオタクはこんな冴えない人ばかりではないと思いますよ。今って結構洒落た人でも、蓋を開けたらオタクだったというのはあると思うし。

ラストで短所を長所にして戦うシーンがあったりもして、そういう意味では「コンプレックスってのも一つの武器かもしれないなー」とは思いましたが、コレ、全然知らない人が書いていたら投げていたと思います。私にはちょっと合わない…。最後の最後もああいう終わり方というのは何だかなーという感じで。あれだけラスボスに辿り着いて解放するまで頑張ってたんだから、もっと光浴びせた方が…ってな感じがした。あとメンバーの金儲け主義じゃない考え方も何だかオタクならではの考え方だよね。でも500ページは長かった…。元々前半は動きらしい動きはなく、どちらかというと伏線張ってる感じで、展開が早いのが好みの方にはちょっと「…たるいっ」と思うかもしれない。(っつか私は思った)


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