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海野幸 『八王子姫』 [感想>BL本]
初めての作家さんです。でも検索で調べると同じ字の男性成人向け漫画家さんもいられるんですね。調べるとき少し混乱しました。

姉に無理やり着せられたロリータ服姿を、バイト先の社員・樋崎に見られてしまった幸彦。とっさに口のきけない姉の友人・ユキを演じるが、会社では冷たい樋崎が気持ち悪いくらい優しく、ついには「君に恋をしました」と告白してきて!? その後もユキの正体を告げられぬまま樋崎とデートを重ねる幸彦は、彼の情熱に次第に惹かれていく。しかし、ユキとは違い、幸彦としての自分には相変わらず冷ややかで無関心な樋崎に淋しさを感じ始めて――。(裏表紙より引用)
タイトルからして「…女装もの?」と思ってしまうのですが、女装する理由もそれほど無理な設定ではなく、話が進むに連れて、女装する機会は減っていきます。主人公が女装した時のキャラ「ユキ」にいきなり告白する主人公のバイト先の社員・樋崎がアキバ系ではないのですが、服装に気を配らないあたりがアキバ系っぽいんだよな。その告白も直球すぎて、そこだけでも何だか笑えます。そんな彼もユキに会う度に彼の服装とかが変わっていきます。恋って人を変えるねえ。
で、主人公・幸彦は何も面白がって「ユキ」に変装して樋崎に会っているわけではなく、自分でも何で会っているのかがわからず、結局は樋崎を騙すという形になってしまいます。天然というわけではないのですが、どこか自覚がないんですね、彼。しかし、樋崎はバイト先では幸彦には恐ろしくそっけないんです。正体を知らないから仕方ないっちゃあ、それまでなんですが。
男勝りの姉にもそれとなくいい人(というよりああいう人と付き合えるってのは相当器が大きい人だと思う)もでき、今まで自分の立ち位置があやふやになってしまいます。樋崎は「ユキ」しか見ていないんだと思うと、だったら自分は?と言う感じで。これって自分が撒いた種とはいえ、キツイですね。自分はここにいるのに、相手は別の人を見ているっていうのはね。
書き下ろしはお祭りデートのお話。幸彦が何でそこまで姉に拘るのか?というエピソードも入っています。しかし、この姉ちゃんが強烈だ…。樋崎は「Sな人」という描かれ方をしていますが、こういのって私的にチラリチラリやられた方がそそられます…。

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- 価格: 650 円
姉に無理やり着せられたロリータ服姿を、バイト先の社員・樋崎に見られてしまった幸彦。とっさに口のきけない姉の友人・ユキを演じるが、会社では冷たい樋崎が気持ち悪いくらい優しく、ついには「君に恋をしました」と告白してきて!? その後もユキの正体を告げられぬまま樋崎とデートを重ねる幸彦は、彼の情熱に次第に惹かれていく。しかし、ユキとは違い、幸彦としての自分には相変わらず冷ややかで無関心な樋崎に淋しさを感じ始めて――。(裏表紙より引用)
タイトルからして「…女装もの?」と思ってしまうのですが、女装する理由もそれほど無理な設定ではなく、話が進むに連れて、女装する機会は減っていきます。主人公が女装した時のキャラ「ユキ」にいきなり告白する主人公のバイト先の社員・樋崎がアキバ系ではないのですが、服装に気を配らないあたりがアキバ系っぽいんだよな。その告白も直球すぎて、そこだけでも何だか笑えます。そんな彼もユキに会う度に彼の服装とかが変わっていきます。恋って人を変えるねえ。
で、主人公・幸彦は何も面白がって「ユキ」に変装して樋崎に会っているわけではなく、自分でも何で会っているのかがわからず、結局は樋崎を騙すという形になってしまいます。天然というわけではないのですが、どこか自覚がないんですね、彼。しかし、樋崎はバイト先では幸彦には恐ろしくそっけないんです。正体を知らないから仕方ないっちゃあ、それまでなんですが。
男勝りの姉にもそれとなくいい人(というよりああいう人と付き合えるってのは相当器が大きい人だと思う)もでき、今まで自分の立ち位置があやふやになってしまいます。樋崎は「ユキ」しか見ていないんだと思うと、だったら自分は?と言う感じで。これって自分が撒いた種とはいえ、キツイですね。自分はここにいるのに、相手は別の人を見ているっていうのはね。
書き下ろしはお祭りデートのお話。幸彦が何でそこまで姉に拘るのか?というエピソードも入っています。しかし、この姉ちゃんが強烈だ…。樋崎は「Sな人」という描かれ方をしていますが、こういのって私的にチラリチラリやられた方がそそられます…。
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