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高遠琉加 『愛と混乱のレストラン』 [感想>BL本]

シリーズ1巻目。ネットで結構評判がよかったので、
シリーズ3冊大人買いしちゃいました。
最近そういう買い物が多いな。



赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」は復活のため本社外食事業本部から出向してきた鷺沼理人(さぎぬまりひと)は、若手シェフ・久我修司(くがしゅうじ)の引き抜きを試みる。確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。それでも通い続けてくる理人に久我が提示した条件は「言うことをなんでも聞く」というとんでもないものだった。しかし、ある理由から見せの再興を失敗できない理人は、その崖っぷちの選択を呑むことに。“夢の庭”の実現は果たして――。(裏表紙より引用)

シェフ×レストラン経営者。
フレンチレストランを立て直すべくシェフを探すところから物語は始まります。
水と油で色々な面で気の合わない2人ですが、
最終目的は同じなので、取り合えずやっていけるという感じで。

理人が実は味覚障害ではないものの、
「食」には殆ど感心がなく、そのために味がわからないというのが、
わかるようなわからないような。
それに関しては理由はきちんとあるのですが、
はっきりしないから掴めないというか。
よく食事を機械的に摂る人っているけど、
ああいうのが酷くなった版と思えばいいのか…。

シェフの久我がそんな理人を気に入らないのも、
仕方のない話だろうね。
料理人って自分が料理されたものを、
美味しく食べてくれるのが嬉しいことだし。
どちらかというと久我って「本能の人」だから、
どこかで理人のそういう面を嗅ぎ取っていたのかもしれない。

他にもレストランの従業員も一人一人ちゃんと描かれていて、
小さいながらもこういうお店ってどこかにありそうだな…と思ってしまいました。

理人の上司の叶というキャラが何だか黒に近いグレーなキャラで、
今後何かしらやってくれそうなそんな気がします。
この話だけだと「理人の唯一の理解者」という感じがするんですけどね…。

何だかんだと次の巻が気になる本でした。
面白かったです。まとめ買いしておいてよかったよかった♪

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崎谷はるひ 『ハピネス』2009-07-10 ブログトップ

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